
▲この物語の主人公 「アルーア・バレンタイン」
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2070年、後に<詩篇戦争>と呼ばれた世界戦争が勃発。
人類は前世紀に二度の世界大戦を経験しているが、そのどちらにも増して新時代の戦争は非人道的であり、人間を速やかに殺戮する術をもった数多くの兵器によって争われた。
特に遺伝子を崩壊に導く生化学兵器RXの猛威は凄まじいものであった。
敗戦間近の零細国によって使用されたそれは、優に人類の2/3を死滅させるに至った。
しかし使用した当事国も無事ではなかったのだ。
なぜなら敗戦よりも自滅を望む狂的な支配者に導かれたその国は、解毒方法が発見されるのを待たずに自らの破滅を世界の破滅に置き換えて使用したのだ。
守るべき人と国土を失い、倒すべき相手すらも地上からいなくなった戦争は急速に終焉へと向かったが、それは決して希望に満ちたものではなかった。
『大いなる闇の時代』のはじまりである...。
災厄を免れた者たちが身を寄せ合い『コミューン』を形成した。
しかし遺伝子異常によって種族としてのバイタリティーはすでに失われており、これ以降人類は緩やかな絶滅へと向かうのだ。
そう、あれがなければ...。
人心と国土の荒廃、乳児の死亡率が90%を超えた時、人類に待っているのは絶滅という運命しかなかった。
『教会』がもしRX障害の治療法を発見しなかったら、人類は確実に滅んでいただろう。確実に。
| ※緑色の「ワード」の意味とは... |
| 『コミューン』 | 戦時に厄災を免れた者たちが身を寄せ合ってできた「集落」。 |
| 『教会』 | 「詩篇戦争」後、RX障害の治療法を開発し人類絶滅の危機を救った「組織」。 戦後、大衆からの絶大な信頼とともに急激に領地を拡大していくこととなった。 |
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『教会』で生まれ育った『アルーア』は、この日教会と対立する『異端組織』の幹部を暗殺するため、新東京コミューンから北セントラル行きの列車に搭乗していた。
それと前後して、教会には奇妙な事件が発生し、恐怖を撒き散らしていた。
「子供たちの消失」「住民の記憶崩壊」・・・
これら一連の事件の裏に浮かび上がる「心を喰らう者たち」の存在・・・
『マインド』の力を使って異端組織の幹部を特定しようとした矢先に、アルーアが乗った列車がトンネル内で突然転覆事故に・・・。
そこから、アルーアの新たな戦いが幕を開ける!
| ※緑色の「ワード」の意味とは... |
| 『異端』 | 教会に対して破壊活動を続ける者、組織。 |
| 『マインド』 | マインド使いにより記憶を具象化した姿。 普通の人には見えないし、触れることもできない。 マインド使いはこれらを操ることができる。 |
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<名前> アルーア・バレンタイン
<年齢> 18歳
<体型> 身長168cm / 体重45kg
<職業> 教会武装侍女団 所属
マインドと呼ばれる特殊能力を持つ彼女は、その力を使って教会に敵対する組織や人物を暗殺することが使命である。
■アルーアの生い立ち...
出生地は教会で、両親及び兄弟姉妹もいない。
本人はそれを知っているが別段悩んでいる様子はない。
...というより愛というものが彼女には謎のようだ。
幼い頃、遊び友達もいたが親しくなることはなかった。
そのせいか、一人でいることに慣れている。
子供の頃いちばんうれしかった思い出といえば、オルデラから<小犬>をもらったことで、その小犬が異端に殺されたことがいちばん悲しかったことだろうか。
大人たちといえば、アルーアの力におびえ、まわりに近づこうとはしなかった。
なぜなら彼女がまだ物心つく前にふとした拍子にある信徒の心を読んでしまい、それを司祭に告げたときがあった。
だが、それをきっかけに信徒が殺されるという事件になってしまったのだ。
以来、他の大人もアルーアを避けるようになっていった。
それはまさにアルーアの「マインド使いとしての力」の目覚めでもあったのだが...。
| ※緑色の「ワード」の意味とは... |
| 『武装侍女団』 | 教会が異端弾圧のために組織したミッション実行部隊。 |
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