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[ 社員たちの声 ]

作品の魅力はそのままにカタチを変えて世界に届ける。

海外事業推進

[2005年中途入社]

2005年の入社以来、『グローランサー』シリーズをはじめ『デビルサバイバー』や『世界樹の迷宮』など多数の作品を担当。

カーマイン
(グローランサー)

[彼のお気に入りのキャラクター]

INTERVIEW

海外プレイヤーにもゲームの根幹部分を
楽しんでもらいたい。

女神転生やペルソナシリーズに憧れて入社を希望する方は多いと思いますが、私が好きだったのは一貫してグローランサーシリーズでした。その制作に携わりたいと思い、高校卒業後にアトラスの門を叩きました。現在は、アトラスのタイトルのローカライゼーションマネジメント業務を担当しています。ローカライズとは日本版タイトルを他の言語へ翻訳することだけではありません。パッケージデザインや仕様などを調整し、海外の文化や多様なニーズに適応させていくことが最も重要となります。常に心がけているのは、操作性やキャラクターなど、ゲームに詰め込まれたこだわりや遊び心を削ぎ落とさないようにすること。グラフィックの美しさを特徴としたゲームが広がりを見せるなかで、アトラスではコンセプトやテーマといった根幹部分の作りこみに徹底的にこだわり抜いています。それこそがアトラスのゲームの魅力だと思いますので、海外のプレイヤーにも同じように根幹部分まで伝えることが、私の仕事だと考えています。

オリジナルの良さを
“そのまま”届ける。

最も難しいと感じるのは、日本版タイトルの良さを生かしたまま海外でも共感してもらえるかたちに落とし込むこと。例えば、日本には独特の言葉遣いや表現、解釈があるため、それをただ翻訳しただけでは細かいニュアンスまで伝えることはできません。そのような時はグループ会社であるSega of Americaと連携し、細部まで忠実に再現できるように試行錯誤を繰り返しています。それに加えてタイトルロゴの変更、あるシーンの表現の修正など、各国からさまざまな要望が寄せられます。なかには声優さんの声を楽しみたいという理由から日本語のままにしてほしいというリクエストも。その場合、音声は日本語のままで英語字幕を入れたり、2カ国の言語で切り替えができるように仕様を変更するなど、海外ファンが喜んでくれる一番効果的な方法を探ります。発売するまでの限られた時間のなかで取捨選択をしながら一つひとつの要望をかたちにしていく。それがこの仕事ならではの面白さではないでしょうか。

海外から届く、喜びの声を
次への機動力に。

海外事業推進チームでは、海外展開にだけ目を向けている訳ではありません。日本の発売日とできる限り間隔をあけずに、海外のプレイヤーにも楽しんでもらうためには、日本版と同時進行で作業を始めていく必要があります。日本版の進行に変更があった場合はすぐに確認し、次のプランを提案。今後はこのローカライズ作業をより効率化しながらも、クオリティアップにつなげたいと考えています。
常に緊張感が漂う業務ですが、海外現地のファンから届く「翻訳のクオリティが高い」「この海外版仕様は嬉しい」という声が原動力です。そのとき感じる大きなやりがいと達成感を一緒に味わってほしいですね。

WORKS

ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー

ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー

発売日:2017年6月29日
対応機種:3DS

真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY

真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY

発売日:2017年10月26日
対応機種:3DS

ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト

ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト

発売日:2018年5月24日
対応機種:PS4

ペルソナ5 ダンシング・スターナイト

ペルソナ5 ダンシング・スターナイト

発売日:2018年5月24日
対応機種:PS4

A DAY[海外事業推進のとある一日]

9:30

出社、メールチェック

10:00

海外との問い合わせ対応(北米は朝しか連絡が取れない為)

12:30

ランチ休憩

14:30

開発会社、翻訳会社との打ち合わせ

16:00

デバッグ会社との問い合わせ対応

17:00

ローカライズスケジュール管理

18:00

退社

Q&A

思い出の作品は何ですか?
初めて参加したオリジナル作品『女神異聞録デビルサバイバー』。インターフェイスの仕様作成やイベント演出、全体管理など多岐にわたり関わった作品なので、思い出深い作品です。
尊敬する人は?
奈須きのこさん。Fateシリーズの作家さんです。元々ノベルゲームは好きでしたが、ハマったのはこの人の独特な地の文を読んでから。今後の作品も期待しております。
好きな言葉は?
「百聞は一見に如かず」。ボジティブに思考を切り替えると、物事はうまく進んでいく。誰もが知っている言葉ですが、ある窮地に陥った際、一度した経験は何度も聞くより有益だと実感できたことから好きな言葉となりました。
自分の得意とすることは?
スケジュールを組み立てることです。多くのローカライズ作品に携わってきた経験により、それぞれが求めるスケジュール感を把握しています。そのため、進行に無理がなく最適なスケジュールを設定することができるようになりました。

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