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真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY

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『真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』Q&A 特別編

こんにちは皆さん。石田Dです。
10/26発売の『真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』に関して、皆様から頂いた質問に開発&広報チームが回答する企画の本日は特別編です。

今まで前作からの変更点などをツイッター上で動画公開していたのですが、本日はそれらの動画をまとめて紹介します。あわせて変更点に関する要点なども書き添えてみたので、時間の許す方はテキストもついでに読んでやってください。

    目次

  • ①バトルについて
    ・生まれ変わったバトルグラフィック
    ・追加されたバトル系アプリ
    ・細かいけど重要な修正個所
    ・新たなボス悪魔たち
  • ②フィールド(ダンジョン)について
    ・生まれ変わったフィールドグラフィック
    ・追加・強化されたフィールドアプリ
    ・フィールドセーブの実装
    ・細かな修正ポイント
    ・追加ダンジョン
  • ③イベントについて
    ・表情とボイスの追加により生まれ変わったイベントシーン
    ・アニメシーン
  • ④悪魔合体について
    ・悪魔合体の変更点
    ・パスワード悪魔の継承

①バトルについて

生まれ変わったバトルグラフィック

バトルのグラフィックはオリジナル版からかなり作り直されました。
実際ほぼ作り直したと言って良いと思います。

結果、オリジナルでは実装されなかった演出速度の可変を実装する事が出来ました。
「2倍速」「演出カット」を選択する事ができますが、おかげでゲーム全体のテンポを向上させる事が出来たと思います。

倍速モードが快適なバトルシーン。
リメイク版を製作するうえで、ゲーム全般の快適性を向上させる事が大きな目標設定になっています。

追加されたバトル系アプリ

バトルのゲームバランスにはほぼ手を入れていません。
幾つかのスキルについては、全体のバランスを取って微妙に性能を向上させたりはしましたが、それ以外はほぼオリジナルのままです。
(テトラ・マカラカーンの使用優先度は上昇させましたよ。ターン最初の方に発動する筈です!)

ですが…プレイ感はまぁまぁ変わっていると思います。なぜなら主人公のコマンダーとしての特性を強化するアプリを追加し、バトルにおける主人公の重要性を向上させたからです。

結果…前作以上に主人公が活躍し、バトルのテンポや戦術性に変化が生まれました。
オリジナル版を遊んだプレイヤーの皆さんには、新たなフレーバーが加わったプレイ感を提供できたのではないかと思います。
そして、今回初めて遊ぶプレイヤーの皆さんには、ちょっとやそっとじゃゲームオーバーにはならない、ゆとりを持って遊べるゲーム性を提供できたのではないかと思います。

勿論、これらアプリを装備しなければ前作同様のヒリヒリ感になります。主人公の死=ゲームオーバーで無い女神転生は認めん!と言うプレイヤーの方は、迷わずアプリ「デスマーチ」を未装着にして遊んでください!

所持するアプリは全てを同時に装備できるように仕様変更されました。
(重複装備不可能なアプリは除く)

細かいけど重要な修正個所

正しい戦略や所持スキルで挑んでも対応できないような状況を不条理と呼びます。
この不条理というのは時にスパイスとして作用して、ゲームの評価に微妙ながら加点してしまう事もある、実に厄介且つ予測不可能な事象なのですが、自分はこの不条理はできるだけ無くしたい作り手です。
じゃあなんでマッカビームなんて実装したんだ!と言われるとグゥの音も出ませんが、時に不条理が欲しい状況もあるのです。
(でも…元祖エナジードレインを入れない位の分別は持っていましたし、速効でガキさえ畳んでしまえば大して怖くない筈…なんです)

って…話が逸れまくってしまいました…(汗)。
リメイクするにあたって久々にオリジナル版を遊び、感じた幾つかの不便と不条理に手を入れる事にしました。

  • 仲魔のコマンドに「change」を加え1ターン内に全ての仲魔を入れ替えできるようにしました。ボス戦でかなり有効に作用します。
  • デビルソースの取得タイミングを解析度がマックスになった直後の戦闘リザルトに変更しました。レベルを一つ上げる必要が無くなりました!
  • スキル変化時にどのスキルに変化するか事前告知されるので、がっかりスキルへの変化を防ぐ事ができるようになりました。
  • 発見した弱点はその戦闘中に即座にアナライズ反映されるようになりました。ボス戦も同様です。
  • ストック数の上限アップ。最大悪魔所持数を12から18へ増加しました!

他にもまだありますが、大きな点で言うとこんな感じです。遊びやすくはなりましたが、オリジナル版同様の手ごわさはキチンと残っておりますのでご安心を。
ちなみにマッカビームには手を入れていません!

デビルソースを渡してくれる時、バストアップとボイス演出が追加されました。胸アツです!
でもまぁ…ソース貰った後は速効合体素材にしちゃうんですけどね、アッハッハ…。

新たなボス悪魔たち

追加シナリオに登場するボスたちは、個性豊かなラインナップでプレイヤーを待ち構えています。

追加されたボスの数が1、2体程度であれば、所持スキルの構成などで既存ボスとの違いを出す事も出来たと思いますが、追加になったボスの数は…これがまぁまぁ多いのです。
そこで…彼ら追加ボスたちには既存ボスたちとは異なる新しい性能(スキル)を所持させました。既存ボスたちとは一風変わった歯ごたえを味わえると思います。

どう違うかはプレイしてのお楽しみ!と言う事にしておきたいですが、是非遊んで確認してみたください。

追加シナリオに登場するボス「ゼウス」。土居政之氏デザインの新悪魔です。カッコいい!しびれますね。

②フィールド(ダンジョン)について

生まれ変わったフィールドグラフィック

フィールドグラフィックに関しては、あまり大きな修正は行っていません。
っていうと担当者に叱られちゃいますね。
ですが、見た目の変化が大きいのは地味にフィールドグラフィックだったりもします。

比較した感じかなりゴージャスに生まれ変わっていますが、実際ポリゴンモデルはオリジナル版のデータをほぼそのまま使用しています。
テクスチャーのクオリティーアップとエフェクトの追加だけでこんなに美しく変わるんですね。
マーべラス!

カラーフィルターが雰囲気出しに素晴らしい効果を加えてくれています!
画面もワイド比率で視界もナイス良好ですね。

追加・強化されたフィールドアプリ

フィールドの構造に関しては、ほぼ手を入れませんでした。
フィールドが難しくてクリアーを断念したプレイヤーが多いという話も聞きましたが、構造を簡単にしてしまう修正は、オリジナル版の精神性を奪う事になると思い行いませんでした。

とは言え「試される大地E」については、ここがクリアー断念ポイントだったと言う前作プレイユーザーの感想を多く聞いたので、これに対抗できるアプリを追加しました。

オートマップ上のワープトラップアイコンをタッチすると、ワープで飛ばされる先のマスを教えてくれます!
繰り返しになりますが、オリジナル版と同じ苦労を味わいたいユーザーの皆様、勿論装着せずに遊ぶこともできますので。

フィールドセーブの実装

リメイク版の開発初期、修正個所と追加要素についての意見交換会を頻繁に実施していました。そんな中で皆が口をそろえて言うのは、「どこでもセーブを実装しましょう!」でした。
「しませんか?」じゃなくて「しましょう!」「当然しますよね?」と言うトーンで。これは自分も同じ意見でしたので迷わず実装しました。

オリジナル版制作当時は、フィールド上では一切セーブできなくて良いのでは?
位に考えていた自分が、この6年で大きく心境変化したものです。
一番の理由は、失う時間の多さが実生活に与える影響に齢42にしてようやく気付いた…と言う事だと思います。
昔は「やっべ!1時間セーブしてなかったわ~!超やり直しじゃーん!」などと半ばはしゃぐ様子で仕出かし自慢をしていたものですが、2017年…ちょっと今の時代感にあっていない気がします。2017年のメタモルフォーゼ…ですかね。

何か大事なものを失ったような気持ちも、まだ心のどこかに残っている事は確かなのですが、僕と同じような苦しみゲーム世代のプレイヤーたちの感想なども聞いてみたいなと思います。発売後に皆さんの感想を聞かせてください。
ちなみに僕はもうどこでもセーブから離れる事が出来ない身体になってしまいました…よ。

Bダッシュも実装され、フィールドの移動も快適になりました。

細かな修正ポイント

細かすぎてわざわざ紹介するほどでもないような修正個所についても、せっかくなので紹介していきます。
とはいえこれらの修正のおかげでゲーム全体の快適性はかなり向上した筈です。

↑ボタンの押しっ放しで勝手に扉をくぐってくれる機能は、これなしでは始まらない!と思う筈。

追加ダンジョン

追加シナリオのキーキャラクターである少女アレックスとの接触をきっかけに、プレイヤーは追加ダンジョン『嘆きの胎』へと足を踏み入れる事になります。

この追加シナリオとダンジョンの攻略はプレイヤーの任意で、これらを完全に放置したまま、オリジナル版の本編だけを最後まで遊ぶ事もできます。
とはいえ、今回の追加シナリオは新しい3つのエンディングへと繋がる物語を用意してあるので、オリジナル版をプレイ済みのプレイヤーの皆さんには是非追加シナリオを遊んでいただきたいなと思っています。

突如プレイヤーの前に現れる少女アレックス。謎のデモニカを装備する彼女の狙いは一体…!?

「嘆きの胎」では、ここでしか手に入らない新たなフォルマが埋蔵されています。
これらを回収し、新しいアプリやアイテムを製造しましょう。

また、嘆きの胎の中には新しいEXミッションが複数配置されています。
今回はデモニホくんからのミッションも追加されました。

③イベントについて

表情とボイスの追加により生まれ変わったイベントシーン

ご覧の通りイベントシーンもかなり印象が変わったと思います。
オリジナル版では、主要キャラクターのみに与えられていたバストアップ画像が、
登場するほぼすべての隊員に、喜怒哀楽などの表情パターンと共に与えられたからです。
そしてもちろん豪華声優陣による”声”も追加されました。

DSJのシナリオが持つ熱量や緊張感、
登場人物たちが苦悩し、渇望し、そして力を手に入れ、それを発動させるまでの道程を熱く描くためには、表情や声の演技が必要不可欠だと考えたからです。

SEも新録のものに入れ替わり、臨場感が増し増しになりました。
ちなみに「ボイス」「SE」「BGM」は個別に音量変更する事ができ、オフにすることも可能です。

様々なキャラクター達に声と顔が与えられ、キャラクター性も向上しました。

ボス悪魔たちの戦闘前口上もボイスの追加でパワーアップ。
説得力も必要以上に向上してしまった結果…なんだか説得されてしまいそうな勢い…w

アニメシーン

状況をより印象的に見せたいシーンには静止画ベースのアニメーションを実装する事にしました。
主に重要なキャラクターの初登場シーンなどに用いられています。
初対面の印象って重要ですからね。

黒い羽の印象が強調されマンセマットさんの怪しい魅力が強化されたシーンになっていると思います。
とはいえ羽根が物凄い勢いで抜け落ちているのが物凄く心配です…大ジョブすか?

④悪魔合体について

悪魔合体の変更点

修正個所についての意見交換会で、特殊合体で作成可能になるボス悪魔についての要望と言うかクレームが多く集まりました。

「僕らを苦しめたあの火力(スキル)を期待して合体したのに、一般スキルに置き換わっていて切なかった。」
「見かけ倒し!」
「合体の為にストックを多めに空けなければならない事も含めて、悲しみが大きかった…涙」

…と言う訳で、特殊合体で作成したボス敵達に強力なスキルを所持させるよう修正しました。

とはいえ流石にボス敵の時と全く同じ効果を持たせてしまうと、あまりにもチートすぎてゲームが崩壊してしまうので、威力や効果は多少目減りしていますが、ボスとしての威厳はキープされたと思います!
活躍させてあげてください!

そのほかにも欲しいスキルを任意で継承できるようになったり、ストック数が18に増加したり、特殊合体の場合においてのみですが、悪魔全書から直接呼び出して合体する事ができるようになったりと、かなり遊びやすく生まれ変わりました。

パスワード悪魔の継承

Q&Aコーナーで既に紹介していますが、大事な事なので何度でも説明します。

パスワードについては今作でも実装されています。
更に言うと、オリジナル版で育成した悪魔のパスワードを入力して使用する事も可能です!
手塩にかけて育成した悪魔たちのパスワードが手元に残っている前作ユーザーの方は、是非今回も一緒にジャーニーしてください!!
ただ、パスワードについては修正個所があります。
前作に内在していたバグへの対処を行った結果、本来所持できないはずのスキルや、本来仲魔化しない悪魔のパスワードについては、無効データと認識されるようになりました。これらのパスワードについては入力しても別な悪魔が召喚されるか、別なスキルへ置き換わります。

長丁場おつかれさまでした。
最後まで読んでくれてありがとうございました。

真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』は10月26日(木曜日)発売です。
では…コンゴトモヨロシク。

真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY

対応機種:ニンテンドー3DS
ジャンル:RPG
発売日:2017年10月26日
CERO年齢区分:C(15才以上対象)

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